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投資信託の正しい選び方

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コロナウィルス感染拡大の影響により株安となり「今がチャンス」と証券口座を開設した方が急増しました。
それもあってか「投資信託を購入したいのですが、何を購入すればいいですか?」と質問さることが増えました。

最近ではiDeCoやつみたてNISAの需要拡大により、投資信託の認知度が上がったように感じます。
そこで、今日は投資信託を選ぶ際に「何を基準に選択すればよいのか」についての記事です。


投資信託とは

そもそも投資信託とは何なのでしょうか。
投資信託とは「多くの投資家から集めたお金をまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品」のことを言います。
集めた資金をどのように投資するかは、投資信託ごとの運用方針に基づいて専門家が行ってくれます。
要は、運用のプロにお金を預けて、そのプロがいろいろな株や債券などに投資をして運用してくれるというものです。
また、少額で分散投資ができるため、個人の資産運用として人気のツールとなっています。

正しい投資信託の選び方

投資信託は数多く存在し、国内だけでも6000本以上あると言われています。
では、数がる商品の中でどのような投資信託を選べばよいのでしょうか。

投資信託を購入する際は、次の①〜⑤の順に考えて選びましょう。

①資産クラスを決める
まずは『国内株式』『外国株式』『国内債券』『外国債券』『REIT』のような、どのような資産クラス(分類)で運用するかを決めましょう。
いきなりファンド(個別の投資信託の商品)から選ぶ人もいますが、まずは自分がどのようなものに投資をするか考えてから選んでください。

例えば「株式と債券を組み合わせて、収益を狙いながらリスクを抑えられる投資信託」や「株式のみで構成された、リスクを取ってでも利回り重視の投資信託」といった、分類を明確にしてからファンドの選択に移りましょう。
要は「どれくらいリスクがとれるか」を考えるのが大切になってきます。

僕の場合は、株式100%のものを選択しています。
理由は、この先何十年と投資信託を積み立てていくつもりだからです。
株式100%であれば、あるとき市場の大きな下落に直面し、資産を大幅に失うことがあるかもしれません。
しかし、最終的なリターンが大きくなるように一時的な下落は許容するつもりです。
債券はやはり利回りが小さく、リスクの低減にはなるものの、長期で運用していくのであれば資産成長の足を引っ張ります。
長期で運用するのであれば、それだけでリスクが低減されるので、「債券は必要ない」というのが僕の考え方です。

②投資先の詳細を決める
次は投資先をどこにするか決めましょう。
「国内株を〇%、外国株式を〇%」や「外国株は米国を〇%、新興国に〇%」といった、おおまかな割合を決めましょう。
無難なものであれば「国内株式50%、先進国株式50%」がうまく分散されていると思います。

しかし、ここであまり細かく決めすぎる必要はないと思います。
そもそも投資の初心者であれば、何がもっとも自分に適した割合かを選択するのは難しいと思います。
うまく割合が決められない場合は③へ進みましょう。

ただし、世界中の株式・債券に投資するバランスファンドはあまりおすすめしません。
バランスファンドは本来、初心者向けの分散投資として人気のあるものですが、2つの理由から僕はバランスファンドを避けています。
一つは、手数料が高くつくことです。
やはり、シンプルなファンドよりも複雑な分手数料が高くなる傾向があります。
二つ目は、分散されすぎて自分がどこに投資しているのかわかりづらくなることです。
株式投資を本格的に始め、いろいろな商品でポートフォリオを組むようになったとき、バランスファンドに投資していると資産配分の中身が分かりづらくなり、リスク管理があいまいになってしまいます。

要は「自分がどこに投資をして、どれくらいのリスクをとっているのかということが理解できているか」が重要です。

③ファンドの規模を見る
あたりまえですが、運営が不安定で不人気なファンドは避けたほうが無難です。
「資産残高が減っていて、数億や数十億程度の少額で運用されている」、「ファンドが設立したてで、パフォーマンスが読めない」といった場合は、よほどの先見の明が無い限り、投資先から外しましょう。
おおよそですが、資産額が100億以上あればあやしいファンドではないと言えます。

④手数料の安いものを選ぶ
手数料と言われるものは『購入手数料』『信託報酬』『信託財産留保額』の3つです。
主には『信託報酬』を見て、安いものを選んでください。
信託報酬の高いものは、投資対象の候補から外しましょう。
信託報酬はおおよそ0.1~3%くらいに設定されています。(近年はもっと安いものが増えています)
たった数%信託報酬が高いだけで、長期で投資をする場合かなり大きな差がでます。
100万円を年利5%で10年運用した場合、信託報酬が0.2%と0.7%のものを比較すると、信託報酬が0.2%の投資信託は運用結果が約7万円よくなります。
20年運用すれば約22万円という差が出ます。

つまり、信託報酬の高いアクティブ型の投資信託は候補から外しましょう。
インデックス型のみから選ぶという考えで大丈夫です。
www.tousi-no-start.com
パフォーマンスの面から考えても、インデックス型の投資信託を選ぶのが最良です。

⑤分配金はいらない
毎月分配金型の投資信託は、ブームは去ったものの未だに人気のある商品です。
僕は毎月分配金型の投資信託は選びません。
理由は、分配金の受け取り時には税金がかかるためです。
分配金を再投資に回した場合、課税後の分配金を再投資にまわすことになるため、複利効果が小さくなってしまいます。
要は、税制上損をし続けることになります。

「分配金で生計を立てる」という人もいるかもしれませんが、そもそも投資信託の分配金で生計を立てること自体が合理的ではありません。
「長期で積み立てすることでメリットを最大限享受できる投資信託」で、課税された分配金を受け取るよりも「預金を取り崩しながら生活し、他の商品に投資する」ほうがよっぽど賢い選択と言えます。

また「分配金ニーズがない人にも毎月分配金型の投資信託の販売が促されている」と金融庁が懸念を示したことからも、投資対象から外すべきものだと言えます。

おすすめの投資信託

最後に近年のおすすめの投資信託を紹介します。
◎eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
◎楽天・全米株式・インデックスファンド
◎eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

この3つは低コストであり、先進国や米国の株式に分散して投資できることが人気の投資信託です。
ただし、投資信託選びに重要なのは人気ではなく、「自分がどれくらいリスクをとれるか」を考えた、自分に合ったものを探すということです。
是非自分に合った投資信託を探してください。

また、『SBI証券』『楽天証券』『マネックス証券』『松井証券』あたりは低コストのインデックスファンドが多いです。
まだ証券口座を開設していない人はそちらも検討してみてください。