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10万円で株式投資デビューは可能か

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最近ではポイント投資の登場により、多くの人にとって『投資』が身近なものになったように感じます。

それもあってか「10万円くらいあれば株って始められる?」という質問をよくされるようになりました。

結論から言えば10万円あれば投資のデビューは可能です。

しかし、始めに準備する金額によって「何に投資するか」や「どんな投資スタイルにするか」は大きく変わってきます。

そこで、今回は「初期投資額ごとの投資商品と投資スタイル」についての記事です。

 

 

準備する金額4段階

今回は初期投資額を『5,000円』『1万円』『10万円』『100万円』に分けて説明していきます。

5,000円のように少額から始めるのか、100万円のようにある程度まとまった金額から始めるのかによって「何に投資するか」や「どんな投資スタイルにするか」は大きく変わってきます。

先に述べておきますが、5,000円~10万円の初期投資額であれば「デイトレードで増やして遊ぶ金が欲しい」や「月に3万程度株で不労所得を得たい」といった幻想は捨てましょう。

 

また、初期投資額が少ないのであれば、長期で少しずつ資産を増やしていくという「時間を味方につけて投資する方法」が基本になります。

つまり、投資するにあたって追加資金を準備することも前提となってきます。

追加する金額は毎月5,000円と低額でも構いませんが、多いに越したことはありません。

ただし、無理のない範囲で追加しましょう。

日本人の平均手取り収入は35歳未満の一人暮らしであれば毎月約22万円となっており、一ヶ月の平均消費額が16万5千円となっています。

要は5万5千円を貯蓄か投資に充てることができます。

5万5千円をすべて投資にまわすことはリスクが高いので「毎月3万円を貯金して、残りの2.5万円を貯金する」のように、『減らない預金』と『変化する投資』で資金を分けることをおすすめします。 

自分のライフスタイルに合った追加資金を投資に当てていくことが大切です。

 

初期投資額ごとのおすすめ投資法

5,000円の場合

初期投資額が5,000円の場合「本当に投資なんてできるの?」と思う人も多いと思います。

しかし、5,000円を侮ってはいけません。

毎月5,000円を積立投資し続ければ、1年で6万円、10年で60万円になります。

 

また、最近では『つみたてNISA』や『iDeCo』といった、税制優遇される制度があるため、利用しない手はありません。

できれば『つみたてNISA』も『iDeCo』も両方利用したいところですが、iDeCoは5,000円が最低投資額になるので、初期投資額が5,000円の場合はどちらかを選択しなければなりません。

どちらを利用するか迷ったときは、投資目的で選択しましょう。

つみたてNISAは引き出し制限がないため、子どもの学費の積立や車・住宅といった高額なものの購入の資金作りには適していると言えます。

iDeCoは節税効果が優れており、メリットの大きい制度であるものの60歳まで引き出しができません。

ですので、老後の生活資金をつくりたいという場合はiDeCoの利用がおすすめです。

 

つみたてNISAやiDeCoの制度を利用する際ですが、次の3つの条件にあてあまる『投資信託』を選ぶことをおすすめします。

①信託報酬が低い

②投資先が分散されている

③インデックス型

 

アクティブ型の投資信託は信託報酬が高く、いい商品だと言えるものに僕はまだ出会ったことがありません。

 

1万円の場合

 次は初期投資額が1万円の場合です。

1万円の場合も、初期投資額が少ないと言えるので、5,000円の場合と同じく『つみたてNISA』や『iDeCo』の制度を利用するべきです。

『つみたてNISA』と『iDeCo』の両方を利用することが可能ですが、老後資産の形成が目的であれば1万円すべてをiDeCoに使うことをおすすめします。

iDeCoの節税メリットはつみたてNISAよりもかなり大きなものになります。60歳まで引き出す必要がないのであれば1万円すべてをiDeCoに使いましょう。

 

また、選ぶ投資信託についても初期投資額5,000円の場合と同じく、インデックス型のものを選んでください。もちろん毎月コツコツ積み立てていくことが重要です。

 

10万円の場合

10万円の初期投資額の場合は、割安の成長期待株を物色したくなりますがあまりおすすめしません。

理由は「パフォーマンスが悪いこと」と「分散投資ができないこと」にあります。

 

例えば、企業分析を行い「この株は割安だから2倍に成長するぞ」と思ったとしても、10万円程度であれば100株程度で資金を使い切ってしまいます。

企業の成長は時間がかかります。

初期投資額が10万円しかない場合、2年や3年も「成長する保証のない株を少しだけ持ち続ける」と、他に投資資金を回すことができず、非常にパフォーマンスの悪い方法となってしまいます。

また、株の保有は分散投資が基本です。

一つの株が値下がりしても、他の株が損を補えるようなリスクを低減した分散投資するべきですが、10万円すべてを成長期待の個別株に使ってしまうと、理想の分散は難しいです。

 

そこで、10万円の場合は次のどちらかの組み合わせをおすすめします。

①iDeCo・つみたてNISA+株主優待目当ての株

②iDeCo・つみたてNISA+高配当株

 

やはり10万円の場合でも節税効果の大きいiDeCoやつみてNISAを利用し、追加資金でインデックス型の投資信託に毎月積み立てを行うとよいでしょう。

そして、初期投資額の余った資金で株主優待目当ての株や高配当株のように、利回りの高いものを購入するのがいいと思います。

投資の経験が浅いうちは、株の値上がりで利益を得ようとするよりも、自分にあった株主優待のある株や高配当株を長期で保有し、リターンを得る方法のほうが失敗が少ないでしょう。

ただし、高値掴みに気を付けてください。

購入するタイミングは十分に検討をしましょう。

 

また、毎月の追加資金はiDeCoやつみたてNISAを優先させましょう。

株主優待目当ての株や高配当株は、資金に余裕ができたときに安値であれば買い増すという方法で構いません。

 

100万円の場合

僕もまず100万円を貯めてから株式投資を始めました。

100万円の場合、ポートフォリオをつくり分散投資を行うことが重要です。

ポートフォリオは『コア・サテライト戦略』という考え方を取り入れながら作成するといいでしょう。

『コア・サテライト戦略』のコアは「核」、サテライトは「衛星」という意味になります。

コアとなる資産で「手数料が低い分散された投資」を行い、サテライトとなる残りの資金で「特色のあるアグレッシブな投資」を行うというものです。

コアで安定したリスクの少ない投資を行いながらも、サテライト部分で大きなリターンを狙うのが目的です。

 

また、100万円を投資する場合はコアとサテライトを以下のように分けることをおすすめします。

コア...投資信託やETFで分散投資、高配当の国内株

サテライト...割安な成長期待株、高配当米国株

 

コアとなる資産は、iDeCoでバランス型の投資信託を選べばそれだけで分散投資ができます。手数料の面を考えるとETFの購入もありです。

 高配当の国内株に関しては『三菱UFJフィナンシャルG』のような、比較的購入価格の低い大企業のものもあるので、そういった安定株でコアを固めるのがいいと思います。

また、コアになる資産はNISA(いわゆる一般NISA)での購入がおすすめです。

 

サテライトに関しては、攻めの投資を選ぶといいでしょう。

割安な成長期待株を保有したり、高配当の米国株で配当金+成長益を狙うというのもありだと思います。

 

追加資金はコアとなる投資信託やETFはコツコツと一定額を積み立てにあてましょう。

逆にサテライト部分は相場を見ながら割安時に買い増したり、割高な時は我慢をしたりといった判断も必要です。

 

理想の初期投資額

最もおすすめな初期投資額は100万円です。

5,000円や10万円でも投資を始めることはできますが、やはりできることが限られてきます。

最近ではネオモバイル証券のように、1株から購入でき、大きな資金を準備しなくても投資に挑戦することはできます。

しかし、最初はお金を貯めて、余裕資金である100万円程度を準備してからいろいろな投資に触れて感覚を磨くことをおすすめします。

 

以上のように初期投資額がいくらであっても投資は可能ですが、金額にあった商品とスタイルを選択することが重要です。

自分に合った投資額、投資スタイルを探してみてください。