家の中を片付けるとお金が貯まるというのはよく聞く話ですが、それを実感できない人も多いのではないでしょうか。
実感できない理由は、正しい片付け方ができていないことと、実際にプラスになったお金が見えづらいことにあります。
そこで今日は「お金が貯まる正しい片付け方」と「片付けることによりどのようにお金が貯まっているのか」についての記事です。
お金が貯まる片付け方
お金を貯める片付け方は次の3つのポイントを抑えてください。
①「もったいない」という気持ちを捨てる
ものを大切にするということはとても素晴らしいことだと思います。
実際に僕も身の回りの物を大切に扱っています。
家電や家具はこまめに掃除し、時には分解してメンテナンスを行います。
革靴は使用するたびに拭き上げ、定期的にクリームで磨きます。
当たり前のことかもしれませんが、これを習慣的にできている人は結構少ないと僕は思っています。
ものを大切にすれば、長持ちするので、その分買い替える必要が無く無駄な出費がなくなります。
しかし、「ものを大切に扱うこと」と「不要になったものをいつまでも持ち続けること」は同義ではありません。
ものには『寿命』があります。
ものの寿命とは「ボロボロになって使えなくなったとき」ではなく、自分にとって「不要になったとき」のことです。
必要なときは思いっきり大切に扱い、不要になったらすぐに手放すことが重要です。
自分にとって不要であっても、他人にとっては価値のあるものかもしれません。
そういったときに、欲しい人に売ったり、あげたりするすることで、さらにものの寿命をのばしてあげることができます。
それが本当の意味でものを大切にするということです。
「もったいないから」や「高かったから」といった理由でずっとタンスにしまい込んでしまっては、さらに劣化していくだけです。
他人が価値を感じるうちに手放しましょう。
古くなってしまって、もう誰も使用できないというのであれば、もう十分使い込んで購入にかかった費用分以上の価値を見出せたはずです。
その場合はすぐに捨てましょう。
もったいないと思う必要はありません。
②買いだめをしない
ストックがある生活は、「安心感」や「買い物に行く回数を減らす」という意味では生活を楽にしているように思えます。
しかし、無駄もかなり多いです。
僕も昔は、買いだめしたものを整頓して管理していたつもりでいましたが、失敗することが多くなったのでやめました。
安いからと大きめのものを買った調味料の賞味期限が切れていたり、買いだめしたものを整頓するために収納ラックや箱など買ってしまったりと、無駄が多かったです。
買い物の際に「まだあったっけ?」と悩んで、さらにストックを増やすなんてこともありました。
また、ストックがあると「まだたくさんあるから」と、洗剤やシャンプーなどをついつい無駄に使いすぎることにもつながります。
「必要なもの」を「必要な時」に「必要な分」だけ買うようにしましょう。
③2軍のものは捨てる
部屋の掃除ができない人の共通点は「ものが捨てられない」の一点に尽きます。
例えば服であれば、1年間着なかった服はまず今後着ることはありません。
もしくは、なくても困ることはありません。
片付けのできない人は「まだ着るかもしれないし...。」とありもしない状況を想定してため込んでしまいます。
自分の中で2軍になってしまったものは潔く手放しましょう。
➀と共通する部分がありますが、今なら誰かが買ったりもらったりしてくれるかもしれません。
どのようにお金が貯まるのか
家を片付けて得られる経済的なリターンは以下のようなものです。
◎不用品をメルカリやリサイクルストアで売って収入を得ることができる
◎自分にとっての不用品を誰かにあげることで、『お返し』として自分にとって価値のあるものをもらえるというサイクルが生まれる
◎物が減ることにより収納ラックやカゴ等を購入する必要がなくなる
◎余分なものを買わないでおこうという意識が芽生え、無駄な出費が減る
◎今あるものを大切にするようになるので、買い替えの頻度が少なくなり余計な出費が減る
「ものが多い」ということは、その分そのものに「お金を使っている」ということです。
逆に「ものが少ない」ということは、その分「お金を使っていない」ととらえることができます。
ミニマリストやシンプリストになってからお金が貯まるようになったという話があるように、家を片付け、生活を見直すことでお金を貯めることができる流れをつくることは可能です。
僕は株式投資を行って資産を増やしていますが、資産形成で最も重要なことは「お金を増やすこと」よりも「無駄な出費をなくすこと」だと思っています。
みなさんも是非家の片づけをして、よいお金の流れをつくってみてください。
最後に少し宣伝です。
節約については、書籍『本当の自由を手に入れる お金の大学』で、効率的かつ効果的な方法を知ることができます。
また、節約だけでなく資産運用についてもこの1冊で学ぶことができます。
僕もこの本を読んで、勉強になったことが多くありました。
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