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株主優待の改悪や廃止を見極める方法

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この記事はこんな人におすすめ

☑ 株主優待株を購入したいが改悪や廃止のリスクが怖い
☑ 株主優待の改悪や廃止をどのように予想すればいいか知りたい

株主優待投資は「株主優待品をもらいながら株価の上昇を待つ」という点から、投資の初心者でも取り組みやすい投資方法となっています。

しかし、株主優待は業績悪化等を理由に、突如廃止することがあるというリスクがあります

そこで、この記事では「どのような企業が株主優待を廃止するのか」「どのように改悪や廃止を見抜くのか」についてまとめます。

 

2020年上期に優待を廃止した銘柄

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株主優待の廃止はめずらしいものではありません。

2020年の上期には以下の銘柄で株主優待が廃止されました。

コード 企業名 優待内容 理由 発表日
3908 コラボス グルメカタログギフト 公平性 1月27日
3326 ランシステム QUOカードなど 増配 1月30日
9277 総合メディカルHD 株主優待ポイント 上場廃止 2月5日
3902 メディカル・データ・ビジョン QUOカード 初配当 2月10日
9625 セレスポ 招待チケット 増配 2月10日
6615 UMCエレクトロニクス QUOカード 不祥事 2月14日
6927 ヘリオス テクノ HD 地方特産品 公平性 2月28日
2417 ツヴァイ 割引優待券 上場廃止 3月11日
4334 ユークス 自社商品 業績悪化 3月12日
7544 スリーエフ 優待券 事業統合 4月9日
8692 だいこう証券ビジネス カタログギフト 上場廃止 4月28日
9792 ニチイ学館 自社サービス 上場廃止 5月8日
2362 夢真ホールディングス プレミアム優待倶楽部 業績悪化 5月11日
3810 サイバーステップ プレミアム優待倶楽部 業績悪化 5月20日
8209 フレンドリー 優待食事券 業績悪化 5月22日
8230 はせがわ 地域特産品 業績悪化 5月25日
6786 RVH ECサイト割引券 業績悪化 6月3日
3564 LIXILビバ 優待割引券 上場廃止 6月9日
6198 キャリア 健康食品ギフト券 業績悪化 6月19日

上記以外にも12銘柄で、株主優待の休止や改悪がありました。

廃止があった優待内容を見ると、『金券』『カタログギフト』といった、金券の類いが多くなっています。

財務の立て直しのために廃止を余儀なくされたという状況です。

 

株主優待の廃止リスクを見抜くポイント

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株主優待の廃止を見抜くためには、次の5つのポイントをチェックしてください。

① 業績や財務が良好か
② 過去に株主優待の改悪や廃止がないか
③ 優待内容が何か
④ 株主優待導入の目的は何か
⑤ 株主優待の導入はいつか

では、順に説明していきます。

① 業績や財務が良好か

優待品には企業側にコストがかかります。

つまり、業績赤字となり、優待に使用できるお金がなければ優待は改悪や廃止となります。

しかし、単純に赤字となってしまったからといってすぐに優待が廃止されるというわけではありません。

業績が赤字になったとしても、手元資金が潤沢(財務が良好)であれば、優待が維持されることが多いです。

業績と財務の両方を確認してください。

② 過去に株主優待の改悪がないか

過去に改悪を重ねている企業は、改悪を繰り返していずれ廃止という流れになることがあります。

逆に言えば、赤字になったときも株主優待を維持してきた企業は、廃止のリスクは低いといえます。

③ 優待内容が何か

自社製品や自社サービスは、自社ファンを増やすことにもつながるため廃止リスクは低いと言えます。

逆に、金券類やカタログギフトは高コストであるため、改悪や廃止のリスクが高いと言えます。

実際に、2020年上期で廃止された株主優待は、金券類やカタログギフトが多くなっていました。

 ④ 株主優待導入の目的は何か

上場企業であり続けるためには、株主の数が必要になってきます。

そこで、個人株主数を増やすために株主優待を導入した場合、株主優待の廃止を行えば、個人株主離れが起こってしまうため、優待廃止の可能性は低いと言えます。

「他社に負けじと」という理由で始まった株主優待であれば、業績悪化で改悪や廃止のリスクが高くなると思ってください。

⑤ 株主優待の導入はいつか

新設や拡充したばかりの優待は改悪や廃止がされにくいです。

新設や拡充したばかりの優待が廃止された場合、個人投資家にとってかなりネガティブなニュースとなって、長く記憶されてしまいます。

企業にとってはリスクが高いため、避けることが多いです。

しかし、中には優待を新設して1回の優待実施で改悪したエリアクエスト(東2・8912)のような企業もあるため、注意が必要です。

 

まとめ

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株主優待の改悪や廃止を見抜くには、上記で述べた5つのポイントをしっかり見極める必要があります。

株主優待投資は、本来「一度持ったら持ちっぱなし」「優待品をもらいながら株価の上昇を待つ」という点から、投資の初心者でも取り組みやすいものとなっています。

しかし、コロナ禍で業績が悪化し、株主優待の改悪や廃止を行う企業も多いため、業績や財務をこまめにチェックしたり、厳しく見極めたうえで利益確定したりすることも重要といえます。

「この価格でこの優待内容ならお得だ」とすぐに飛びつくのではなく、廃止リスクのことも考えながら銘柄を選ぶことをおすすめします。