この本はこんな人におすすめ
☑️ お金が貯まらず悩んでいる
☑️ 将来のお金がに不安を感じている
この本は、世界的ベストセラーにもなったお金の名著『バビロンいちの大金持ち(The Richest Man In Babyron)』を漫画にしたものです。
多くの人に読まれており、非常に評価と評判のよい漫画になっています。
この記事は『漫画 バビロン大富豪の教え』の紹介についてです。
『バビロン大富豪の教え』はどのような本か
この漫画に書かれているのは「お金儲けのテクニック」ではなく、金融の起源と言われている古代バビロニアから伝わる『知恵』について書かれたものです。
原作は『The Richest Man In Babylon(バビロン一の大金持ち)』として単行本化され、およそ100年たった今も世界中で翻訳されて、いまなお読者を増やしつづけています。
漫画を描き上げたのは坂野旭さんです。
坂野旭[さかの あさひ]
元陸上自衛官。
漫画家に転身後、2014年に大手少年誌の新人賞を受賞しデビュー。
2018年には漫画雑誌で短期連載を行う。
企画・脚本は大橋弘祐さんです。
大橋弘祐[おおはし こうすけ]
作家・編集者。立教大学理学部卒業後、NTTドコモの広報・マーケティング職を経て現職に転職。
初小説『サバイバル・ウェディング』が連続ドラマ化される。
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 』が30万部を超えるベストセラーになる。
漫画であるため、非常に読みやすく、お金を増やすために必要な知識をあっという間に手に入れることができます。
最近では、Youtube大学の中田さんの動画にも取り上げられ話題となりました。
『バビロン大富豪の教え』の内容
話の流れとしては、貧乏な武器屋バンシルが「どうやったらお金持ちになれるのか」をバビロンで一番の大金持ちアルカドから学ぶというものです。
アルカドは、「黄金に愛される7つの道具」をバンシルに教えます。
〈黄金に愛される7つの道具〉
1「収入の10分の1を貯金せよ」
2「欲望に優先順位をつけよ」
3「貯えた金に働かせよ」
4「危険や天敵から金を堅守せよ」
5「より良きところに住め」
6「今日から未来の生活に備えよ」
7「自分こそを最大の資本にせよ」
「黄金に愛される7つの道具」はこの本の主軸となるものとなっています。
それぞれの見解はつぎのようになります。
1「収入の10分の1を貯金せよ」
まずは少額でもいいので、貯金をすること。
少額でもあなどってはいけない。
貯め続ける習慣をつけること。
2「欲望に優先順位をつけよ」
貯金をした残りの10分の9で、本当に必要なものだけを買うようすること。
欲望にキリはないので、優先順位の低い欲望は切り捨てる必要がありる。
3「貯えた金に働かせよ」
貯めたお金を投資にまわして、お金がお金を稼いでくるようにすること。
「お金を持っているだけ」では真の金持ちとはいえない。
4「危険や天敵から金を堅守せよ」
お金を持つようになると、儲け話が舞い込んでくる。
その場合、自分の感覚に頼らずその専門の人に話を聞くようにすること。
5「より良きところに住め」
良きところとは、豪華な家ではなく「子どもと遊ぶための庭」「仕事場までの距離が近い」など、心を豊かにする家のこと。
6「今日から未来の生活に備えよ」
「将来の不安」に対して行動すること。
少しでもお金を積み立て、老人になって働けなくなったときへの貯えを残しておくこと。
7「自分こそを最大の資本にせよ」
知恵は知るだけでは意味がない。
行動すること。
行動に移したものだけが、お金持ちへの道を歩むことができる。
自己投資をすることも大切。
このように、「黄金に愛される7つの道具」を知ったバンシルは、大富豪になるために旅にでます。
また、バンシルは旅の中で「黄金に愛される7つの道具」をさらに昇華した「黄金を生み出す五つの法則」をアルカドから渡された石盤で学びます。
〈黄金を生み出す五つの法則〉
1.家族と自分の将来のために、収入10分の1以上を蓄える者の元には黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう
2.黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は懸命に働くことだろう
3.黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう
4.自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう
5.非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり、己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう
この「黄金に愛される7つの道具」と「黄金を生み出す五つの法則」からバンシルは大富豪になるというお話です。
『バビロン大富豪の教え』は役立つのか?
この本は「どのような投資方法がよいか」や「どのような金融商品を購入すればよいか」というような、お金を増やすための具体的な手法を教える本ではありません。
あくまで、お金を増やす知恵を得るための本です。
しかし、この知恵こそが人生を豊かで幸せにする基盤となる最も大切なことであるため、多くの人に読まれ続ける本になっているのだと思います。
お金の真理を知りたいのであれば、是非読んでみてください。