この本はこんな人におすすめ
☑︎ 割安株の見つけ方を知りたい
☑︎ いつも自分流で割安株を探して買ってみても損して終わる
割安株に投資をすることを決めたはいいものの、なかなか大きく成長する割安株を見つけることができないという方もいると思います。
そんな方は、『10万円から始める! 割安成長株で2億円』を読めば、実際に割安株で2億円という大きな資産を築いた弐億貯男さんのノウハウを知ることができます。
この記事では、著書『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の紹介をします。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者は?
この本の著者は弐億貯男さんです。
弐億貯男(におく・ためお)
現役サラリーマン投資家。
生涯賃金2億円を貯めることを目標に、株式投資をスタート。
本業が忙しくとも、割安成長株の中長期投資により、年率30%キープというハイパフォーマンスの結果を残す。
実際に資産2億円の目標達成。
Twitter『弐億貯男@2okutameo』や、ブログ『サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。』でも情報を発信している。
資産2億円は突破したものの、会社員には社会性が養われ、安定収入を得られるメリットもあることから、現在もサラリーマンを続けている。
弐億貯男さんは、現在でも多くの情報をTwitterで発信しています。
株式投資は取引記録をきちんとつけて確認するようにしましょう。
— 弐億貯男 (@2okutameo) 2020年9月20日
なんとなくでやっていると、実は全然儲かってなかったりします。
私は取引記録をつけ始めてから資産が増えるようになりました。
こちらも有益な情報が多いので、チェックしてみてください。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の目次
この本の目次は次のようになっています。
弐億貯男 資産2億円達成への道
☑︎ Prologue 株式投資で生涯賃金2億円を稼いでしまった!
☑︎ Step1 個人投資家は「割安成長株」への中長期投資がベスト
☑︎ Step2 「割安成長株」を見つけるための5つのポイント
☑︎ Step3 手っとり早く「割安成長株」を見つけるならIPO銘柄
☑︎ Step4 「割安成長株」の保有テクニック
☑︎ Step5 「割安成長株」の売りどきを極める
☑︎ Step6 新型コロナショックのような不測の事態への対処法
☑︎ Step7 投資リスクをコントロールする12のポイント
☑︎ Epilogue サラリーマン投資家として資産5億円を目指す
このように、この本は、割安成長株をどのように見つけ、どのように保有し、どのように売るのかを解説してくれます。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』のポイント
この本の内容のメインは、やはり「どのように割安成長株を見つければいいのか」ということです。
その方法は、次の「5つのポイントから絞り込む」と、この本には書かれています。
割安成長株を見つける5つのポイント
① 成長性
直近2〜3年は「増収増益」か?
② 割安性
「PER」が15倍以下か?(10倍に近いほうが望ましい)
③ 安定性
「配当性向」を30%以上公約しているか?
④ 利回り
「配当利回り」が3%以上か?
⑤ ビジネスモデル
「ストック型ビジネス」を展開しているか?
上記の5つポイントをおさえれば、割安成長株を見つけることができるということです。
「PER」とは、株価収益率のことで、その株が割安かどうかを知ることができる指標です。
この本では、そういった、「PER」や「配当性向」「ストック型ビジネス」といった、割安成長株を探すために必要な用語の説明も丁寧にされているため、投資の初心者であっても安心して読むことができます。
また、この5つのポイントを見極めるうえでの注意点や著者の経験についても書かれているため、非常にわかりやすく納得のいく内容になっています。
まとめ
弐億貯男さんは、信用取引は一切使用していないそうです。
理論的でシンプルな方法を貫き通し、現物取引のみで250万円の資金から2億円をつくりだしました。
割安成長株をどのように見つけるかは、難しい計算や、テクニックは必要なく、財務や業績と正しく見るシンプルな方法だということがよくわかる本です。
実際にこの本で述べられていることは、特殊な方法というわけではなく、一般的に述べられている割安成長株の見つけ方や売買のタイミングをわかりやすく説明しているという感じでした。
しかし、そういったシンプルな方法こそ実行し続けることが難しいのだと思います。
一度大きな利益を得ると、自分はセンスがあると思い込み、信用取引で自分のキャパシティを超えた取引を行ってしまい、株式市場から退場していく人も多くいます。
この本は、ロジカルでシンプルな方法を実行し続けるための教訓になる本だと感じました。
そんな方法を実行し続けるための教科書が欲しいという方は、是非読んでみてください。